相場展望~魔の三角形

相場展望~魔の三角形

平成26年3月20日号(相場展望~魔の三角形)

バミューダ・マイアミ・プエルトリコの3つを結んだ海域は、昔は船や飛行機が忽然と消えて、その残骸すら見つからない事からバミューダ魔のトライアングルといわれました。もう少し三角形を大きくしますと、ベネズエラの石油積み出し港のキュラソーと穀物輸出の中心地ニューオーリンズそして七つの海を支配した中心地ロンドンが現れます。飛行機不明事故については、とんでもない方位から発見などがされ、解明されていますが、船に関しては海賊よろしく、船ごと積荷を奪ってしまった時代であったかもしれません。魔のトライアングルのすぐ外には世界のオフショアマネ-が集うケイマン島もあり、このトライアングルには今でもお金も消えてなくなります。

3/7に深夜マレーシア発北京行きの飛行機が忽然と消える事件が起きました。12ケ国、42隻の船、39機の飛行機が捜索にあたりましたが、飛行機の残骸すら発見されませんでした。乗客の大半は中国人であった事から捜査にかこつけて、人工衛星10,軍艦8隻、航空機8機を出動させましたが手がかりすらつかめませんでした。中国は口汚くマレーシアを罵り、おとなしいマレーシア人もさすがに怒り出しました。日本はマレーシアの要請を受けてP3C哨戒機を派遣しましたが、捜査海域は的外れで、飛行機がなんらかの理由で反対方向に引き返したとわかりました。飛行機には通信機器を利用して通信傍受などのスパイ行為をする事で悪名高い華為電子(ファーウエイ)の幹部を含む30人ほどが搭乗していました。飛行機がハイジャックをされたとすれば、彼らが一番のターゲットと考えられました。

マレーシアはTPPの交渉経過を国民の信を問わず決める事はないと宣言していた国でもあります。ファーウエイの得た極秘情報との取引の犠牲になる飛行会社の候補の国としても、条件を満たしています。一説にはインド洋にある住民を完全に追い出し、アメリカの空軍基地となったディエゴ・ガルシア鳥に着陸させられているというものもあります。地図を眺めていて、香港・シンガポール・モーリシャスがアジアに浮かび上がる金融のトライアングルと気づきました。モーリシャスはインド洋のケイマン島の位置づけです。この三角形の中にはタイ・ミヤンマー・ラオスに固まれた麻薬・覚せい剤の三角地帯もあります。妄想たくましくすれば、アメリカが麻薬絡みの情報をファーウエイに握られ、それを消しに行ったのです。

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