相場展望~珊瑚と空母
平成26年11月13日号(相場展望~珊瑚と空母)
昔、朝日新聞の記者自らが、西表島の珊瑚を自分で傷つけておきながらスクープ記事にした事がありました。日本人のモラル低下を演出する反日記者によるものでした。小笠原諸島に珊瑚漁という名目で、中国船が大挙して押し寄せました。9/15には17隻だったのに、10/1には40隻、10/23には113隻、10/30には212隻です。珊瑚漁は事前申請が必要ですが、大半の船が届け出なしです。珊瑚漁にかこつけた、日本の海上警備への挑発行為です。前から指摘されていた事ですが、尖閣諸島に中国船が大挙して押し寄せ上陸を敢行するという計画がありました。船は体当たり用に先端が強固に改造されていて、しかも乗組員は、殺されてもよいように囚人をたくさん乗せるというものです。小笠原諸島は世界遺産に登録された所、しかも東京都です。台風からの退避を口実にどこかの島に上陸し狼藉を働くつもりかもしれません。
中国の潜水艦を含め、まともな中国軍艦は、すべて日本が網の目のように設置したソーナーで、出港から帰港まで、すべての進路が把握されていますから、漁船を装い奇襲でもかける腹なのでしょう。中国で開催されるAPECでは日中首脳会談を熱望していたのは、むしろ中国の方と聞きました。習近平の訪印の際には、中国軍隊がカシミール国境を越えて対峙したように、日中首脳会談の最中に上陸という事位は、平気でやってのける国です。中国が執拗に10月に入ってから嫌がらせをするのは、10/1から沖ノ鳥島北方の四国海盆海域と沖大東海嶺南方で大陸棚を延長する政令を出した事への反発です。中国の外交は常に報復外交という稚拙な面があります。
ウクライナ問題を振り返りますと、海上カジノ船用として中国がウクライナから単なる鉄屑にしかすぎない廃船にしようとした空母を改造し、形だけは空母にした事が不穏の始まりです。空母は巡航速度が飛行機の離発着に耐え得るものにならないので、ヘリコプターを代わり乗せようとしています。ロシアはロシア民族を守るという目的だけで、クリミア半島を併合しましたが、領土欲旺盛な中国がロシアの肩を持つと、おかしな事になってしまいます。戦争のキーワードは常に、中国絡みの出来事ばかりです。日中首脳会談の前々日に羽生選手が練習で中国選手とぶつかり、頭を切り出血しましたが、これこそ日中会談の行く末を象徴した出来事でした。