相場展望~セウォル号事故

相場展望~セウォル号事故

平成26年5月8日号(相場展望~セウォル号事故)

関西弁での対人評価の順位をつけると、『ええやちゃ』→『おもろいやちゃ』→『あほ』→『ええかっこしぃ』であると認識しています。『あほ』は東京の馬鹿ではなく、憎めない・人間的にはいいなどの意味合いがあります。『ええかっこしぃ』は体面ばかり繕う、地域になじまないという意味合いです。それは武士は食わねど、高楊枝とはまったく意味が違い、赤貧である事を隠さぬプライドの高さでなく、欠点・欠陥を取り繕う人間を指します。

セウォル号の沈没のニュースを見ていて、浮かんできた言葉は韓国語の『ケンチャナヨ』(気にせんでえぇ)と『ええかっこしぃ』の二つでした。セウォル号は日本で18年間使ったフェリーを改造して作ったものです。フェリーの寿命は30年位ありますが、内装や設備が陳腐化するので、日本では10年位で転売されます。改造によって客室2階建てが3階建にされ安定が悪くなったのに、さらに荷物の車は『ケンチャナヨ』精神で過積載を日常から繰り返していました。船が傾き、操船不能となっても『ええかっこしぃ』精神で、修学旅行生に脱出を促すでもなく、ひたすら動くなの指示、挙句の果てに、船長を始め乗務員が先に逃げだしました。同じ型の『えひめ丸』の事故の時に一人の犠牲者も出さなかったのとは大違いです。

大統領はじめ政治家も、韓国海保も、船会社も、人のせいばかりにして、誰も責任をとりません。事故発生から2週間たっても、未だに行方不明者が多く、船体の引き上げもできません。いくら『ええかっこしぃ』で先進国のように振る舞っても、中身が伴わない後進劣等国から抜け出せないのです。政治と癒着していると難癖をつけてキリスト教会を破壊した中国も異常ですが、表面的にはキリスト教徒が多いとされる韓国に対して、ローマ法皇フランシスコは、事故に哀悼の意を表しつつも、『韓国民が、この事故を契機に倫理的に生まれ変わるよう望む』と述べました。韓国社会の異常性に呆れ果てたという事なのです。

従軍慰安婦問題も、韓国人の特性である『よく嘘をつく』『同情を引こうとする』という倫理欠陥が由来です。日本人は沈没事故を見て修学旅行生が可哀想と心から思いましたが、韓国人は東日本大震災で日本が被災した時、おめでとうというとんでもないメッセージを発しました。フランシスコに指摘される前から倫理感の欠如は目を覆うものがあります。東日本大震災慰霊式に出なかったのは中国と韓国だけです。もはや国家としてでなく、人間としても認めたく人々です。

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