誤爆はない・聖書の予言・11/12号
相場展望~誤爆はない 2015年(平成27年)平成27年11月12日号
かつてスペースシャトルで世界一の軍事技術を誇っていたアメリカですが、日米露で共同運営する宇宙ステーションへの人の輸送はロシア頼み、物資の輸送は日本頼みとなっています。NASAへの予算を大幅に削減した結果です。
カスピ海から1500kmも離れたシリアに巡航ミサイルを3m以内の誤差で26発も着弾させたロシアは今や世界一の軍事技術をもっていると誇示しました。アメリカは4発がイランに誤って着弾したと発表しましたが、これは嘘の宣伝です。イスラム国と区別がつかない反アサド派の自由のシリア軍が壊滅に追い込まれた腹いせの発言です。ロシアはかつて老朽化した宇宙ステーション『ミール』を太平洋上に正確に落下させた技術を持っています。今はGPS衛星・無人偵察機・ドローンによって爆破対象はほぼ完璧に把握できる時代です。アメリカはアフガンで国境なき医師団を誤爆して19人を殺してしまいましたが、誤爆でなく、逃げ場を失ったテロリストが医師団に紛れ込んだのが真相です。
シリアにおいてイスラム国を1年間も空爆して、なんの成果もアメリカが示せなかったのは、空爆地点を自由のシリア軍を通して事前に教えていたからです。アメリカの目的はアサド政権の転覆にあり、イスラム国の殲滅にはありませんでした。トルコも時折空爆をしますが、クルド人地域の方ばかりをするこれも目的が違うものでした。ゆえにテヘランで自爆テロを起こされ86人が死亡する事となりました。シェールガスという十分な石油代替品を国内に確保した以上、中東へのアメリカの関与は減るべきはずなのに、相変わらず空爆が好きなのは、軍産複合体が兵器を売り込みたいからに他なりません。シリアの若者たちは、祖国が兵器ショーの犠牲になっている事に失望して、ドイツ・フランスを目指しました。
アサド政権の要請を受けて空爆や巡航ミサイル攻撃をしたロシアは、中東地域で欧米が無法を働く事を防ぎました。聖書では、メギドの丘に向かい北方から軍隊が来た後、東方から1億の軍隊が肉弾戦をしにくると予言しています。中国軍が中東に関与しだした時は、ハルマゲドンが現実化します。注意をせねばなりません。